季節別ハンドクリームの使い分け|春夏秋冬で選ぶべき成分とは?【2025最新版】
「ハンドクリームは一年中同じでOK」
そう思っていませんか?
実は 手の乾燥・荒れの原因は季節によってまるで違う ため、
“季節別ケア” をするだけで手は驚くほど整います。
春は花粉・夏は汗と紫外線・秋は季節の変わり目・冬は乾燥と冷え。
これらに合わせた 正しい成分選び ができると、
どの季節でも手が荒れず、しっとりふっくらした手をキープできます。
この記事では、
春・夏・秋・冬ごとに
✔ 選ぶべきハンドクリーム
✔ 必要な成分
✔ 適切な塗り方
✔ 季節別の注意点
を詳しく解説します。
春:花粉・ゆらぎ肌・乾燥風の季節|“低刺激×バリア” が最優先
春の手荒れは 花粉・PM2.5・黄砂による炎症+乾燥 が主な原因。
肌が敏感になりやすく、いつものクリームがしみることも。
春に選ぶべき成分
① セラミド(バリア補修)
揺らぎ肌を落ち着かせ、刺激に強い肌に。
② ワセリン・スクワラン(外的刺激から保護)
花粉・ほこりが肌に付着するのを防ぐ膜を作る。
③ アミノ酸系保湿成分
敏感肌でも安心して使えるやさしい保湿。
避けたい成分
- 香料
- アルコール
- メントール
- 尿素(しみやすい時期)
春のケアのポイント
- 外出前に“薄く”バリアクリーム
- 帰宅後は低刺激の石けんで優しく洗う
- クリームは1日3〜5回こまめに
春は「守る」ケアが最優先。
夏:汗・皮脂・紫外線・エアコン乾燥|“サラサラ×UV対策”
夏は汗でベタつく一方、
冷房の乾燥で手の水分が奪われる という矛盾状態。
さらに 紫外線ダメージ が加わり、
シミ・血管浮き・シワが進みやすい季節。
夏に選ぶべき成分
① 速乾系(ジェルタイプ)
- グリセリン軽量型
- ヒアルロン酸Na
- 水分多めの保湿系
ベタつかず、仕事や外出中でも使いやすい。
② UVカット成分(紫外線吸収剤・散乱剤)
- SPF15〜30でOK
- 外仕事ならSPF50+
手は顔より日焼けしやすい部位。必須。
③ 美白成分(シミ予防)
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
- ビタミンC誘導体
夏の“手の老化”を防ぐ効果が高い。
夏のケアポイント
- 手汗はティッシュで軽く抑えてから塗る
- 日中はサラサラ系、夜はしっかり保湿
- 外出前は必ずUV入りを塗る
夏は「軽さ×UV」が鍵。
秋:乾燥の前触れ・バリア機能低下|“保湿の仕込み” をする季節
秋は気温・湿度が急激に下がり始め、
肌のバリア機能が弱る 季節。
ここでケアを怠ると
冬の手荒れが重症化します。
秋に選ぶべき成分
① セラミド(必須)
バリア機能を整えて、冬への準備。
② シアバター
濃厚なのに肌なじみが良く、秋の乾燥に最適。
③ グリセリン濃度高め
うるおい維持力が強い。
秋のケアポイント
- 夜は“クリーム+手袋”で集中ケア
- 爪・甘皮の乾燥ケアを開始
- デスクには保湿力高めのクリームを常備
秋は「冬の手荒れを防ぐ準備期間」です。
冬:乾燥・冷え・血行悪化の季節|“高保湿×保護膜” が必須
冬は 湿度20%台 になることも多く、
手の乾燥は一年で最悪レベル。
手洗い・お湯・冷え・風が重なり、
ひび割れ・指先の割れ・手全体の粉ふきが起こります。
冬に選ぶべき成分
① シアバター(高保湿の王様)
手のひらの硬い皮膚も柔らかく整える。
② ワセリン(保護膜)
水分蒸発を完全に防ぐ。
③ セラミド(修復)
乾燥で壊れたバリアを立て直す。
④ 尿素(10%)
硬くなった指先・関節のケアに。
※ ひび割れの“痛い傷”には尿素はNG。
冬のケアポイント
- 入浴後3分以内に必ず塗る
- 寝る前はオイル+クリーム+手袋
- お湯を控えめにして手洗いはぬるま湯に変更
- 水仕事は必ず手袋を使う
冬は「保湿+膜」のダブルが鉄則。
季節別ハンドクリームの選び方早見表
| 季節 | 必要なケア | 選ぶべき成分 | 避ける成分 |
|---|---|---|---|
| 春 | バリア保護・低刺激 | セラミド、ワセリン、スクワラン | 香料、メントール、アルコール、尿素 |
| 夏 | 紫外線対策・軽保湿 | UVカット、ジェル保湿、ビタミンC、ナイアシンアミド | こってりクリーム、重い油分 |
| 秋 | 水分保持・冬への準備 | セラミド、シアバター、濃グリセリン | アルコール高配合 |
| 冬 | 高保湿・修復・膜作り | シアバター、ワセリン、セラミド、尿素 | 香料強め、スクラブ強め |
年間ハンドケアの理想ルーティン
春:敏感ケア中心
- 外出前はバリア
- 帰宅後は低刺激保湿
- こまめに塗り直す
夏:ベタつき防止×UV
- 速乾ジェル
- UV入り
- 夜だけ高保湿でOK
秋:深保湿スタート
- シアバターを夜に使用
- 手袋ケアを開始
- ネイルオイルも必須
冬:フルケア
- ワセリンで膜作り
- 入浴後すぐ保湿
- 手袋での集中ケア
- 日中はセラミドで補修
まとめ|“季節で変える”だけで手は一年中キレイになる
ハンドクリームは
季節に合わせた選び方と塗り方 ができるだけで、
同じ1本を使い続けるよりも圧倒的に効果が出ます。
【季節別まとめ】
✔ 春 → 低刺激 × バリア
✔ 夏 → 速乾 × UV
✔ 秋 → 濃保湿 × 修復
✔ 冬 → 超保湿 × 保護膜
季節に合ったケアを続けると、
一年中しっとり・ふっくらした手元を保てます。

