家事で手を守る“つけ置き洗い”活用術｜手荒れを減らす時短テク【2025保存版】

冬になると食器洗いの回数が増え、手の乾燥や手荒れに悩む人が一気に増えます。

特に温かい料理が増える季節は、油汚れも落ちにくく、お湯を長時間使うことで手のバリア機能がどんどん弱ってしまいます。その一方で、同じように家事をしていても「ほとんど手が荒れない人」もいます。

実はその違いは、洗剤ではなく“家事のやり方”にあることが多いのです。なかでも、手荒れしない人が実践しているのが「つけ置き洗い」。

今回は、毎日の家事負担を減らしながら、手荒れまで予防できるつけ置き洗いの活用術を詳しく解説します。

手荒れの原因は“洗う回数”にある

手荒れの大きな理由として、乾燥だけでなく 摩擦と洗剤との接触回数が多いこと が挙げられます。特に食器洗いは1日に数回行う家庭も多く、そのたびに皮脂が奪われ、バリア機能が低下します。

さらに冬場は

・乾燥した空気

・湯気による蒸発

・熱いお湯による皮脂流出

・食器洗剤の脱脂力

この4つが重なり、手は短時間でガサガサになりやすい状態に。

つまり「洗う回数を減らす」というだけで、手荒れの悪化を大きく防ぐことができます。

そこで役立つのが、つけ置き洗いを習慣化する方法です。

つけ置き洗いが手荒れ予防に効く理由

つけ置き洗いには、手荒れのリスクを下げるメリットがたくさんあります。

洗う時間が圧倒的に短縮される

つけ置く時間で汚れが浮き上がるため、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちやすくなります。作業時間が短くなることで、手が洗剤やお湯に触れる時間も減ります。

ぬるま湯で落ちるので高温を使わない

油汚れが落ちるまで熱いお湯を使う必要がなく、肌の乾燥を防げます。冬場でも皮脂が奪われにくいのが大きなメリットです。

洗剤量が少なくて済む

つけ置きすることで汚れが柔らかくなり、洗剤を大量に使う必要がありません。刺激になる界面活性剤の量が減るため、肌への負担が軽くなります。

基本のつけ置き洗いのやり方

今までつけ置き洗いをしていなかった人でも、今日からすぐに始められる方法をまとめました。

1 シンクにぬるま湯を張る

温度は32〜36℃程度が理想。触って少し温かいと感じるぐらいでOKです。

2 洗剤は“ほんの数滴”で十分

つけ置きに使う洗剤は、通常洗いの半分〜3分の1で問題ありません。

3 油汚れの食器は先にキッチンペーパーで拭く

油をそのままつけ置きすると、ぬるま湯でも落ちにくくなる場合があります。軽く拭き取るだけで汚れ落ちが格段に良くなります。

4 食器をまとめて投入し10〜20分放置

頑固な汚れほど長めにつけ置きをします。食後すぐにシンクへ入れておくとスムーズです。

5 仕上げ洗いは数秒でOK

スポンジで軽くなでるだけで汚れが落ちる状態になっているので、洗う時間は大幅に短縮できます。

食器別のおすすめつけ置き方法

食器の種類によって最小限の手間でできるコツがあります。

フライパンや鍋

・調理後すぐにぬるま湯を張る

・焦げ付きは重曹を少量加える

・10分でほとんどの汚れが浮く

プラスチック容器

油が残りやすいため、キッチンペーパーで拭いてからつけ置きが効果的。

ぬるま湯＋台所用洗剤だけでスッキリ落ちます。

ガラス・陶器

基本的にぬるま湯だけで十分。洗剤をほとんど使わなくても汚れが浮きます。

子ども用食器

無添加洗剤や泡タイプを使うと安心。

時間を置きすぎず、5〜10分程度でサッと洗うのがおすすめです。

つけ置き洗いのときに避けたいNG行動

間違ったつけ置きは逆に手間が増えたり、水道代が無駄になったりすることもあります。

熱湯を使う

油が固まる前に…と思って熱湯を使うと、肌への刺激が強すぎます。

洗剤を大量に入れる

つけ置きは「少量の洗剤で効果を出す」のが目的。多く入れても効果は変わりません。

食器を放置しすぎる

油が再び固まったり、食べカスが水に溶けてニオイやヌメりが出る原因に。

手荒れしない人はつけ置きと“セット”でやっている習慣

つけ置き洗いの効果を最大化するために、多くの人が追加で取り入れている習慣があります。

ゴム手袋は必ず使う

つけ置きで時間が減っても、刺激ゼロにはなりません。薄手タイプやぴったりサイズの手袋が作業しやすいです。

水分を拭いたら5秒以内に保湿

水仕事後の肌は乾燥が一気に進むため、拭いた直後の保湿が効果的です。

つけ置き中に“他の家事”を進める

時短にもなり、夜の家事時間も短縮できるため精神的にも楽になります。

家事の負担も減る“つけ置きルーティン”の作り方

毎日のように続けるには、仕組み化するのが一番です。

シンクに桶を置いておく

つけ置き用の桶を常に用意しておくと、使うたびに洗えるので便利。シンクが汚れるのも防げます。

食後すぐに投入する習慣をつける

汚れは時間が経つほど落ちにくくなるため、「食べ終わったらすぐ」が大切です。

家族にルールを共有する

家族にも「つけ置き用の桶に入れる」ことを習慣化してもらうと、自分の負担が大幅に減ります。

つけ置き洗いに向いている洗剤の選び方

つけ置きに適した洗剤には特徴があります。

中性洗剤

優しい洗浄力で、手荒れを避けたい人に最適。

無添加・低刺激タイプ

敏感肌の人は負担が少ない成分のものを選ぶと安心です。

泡切れの良いもの

仕上げ洗いが短時間で終わるため、さらに手荒れ予防になります。

まとめ：つけ置き洗いで家事も手もゆとりを作る

つけ置き洗いは、ただの時短テクではなく 手荒れを防ぐ強力な味方 です。

ポイントのおさらい

・手が洗剤に触れる時間が激減

・ぬるま湯で十分なので肌の負担が少ない

・洗う回数・時間が大幅に削減

・家事のストレスも軽くなる

今日から少しの工夫で、冬のつらい手荒れを大きく改善できます